学術集会
 

第12回日本作業療法研究学会・学術大会


大会長:濱口豊太(埼玉県立大学)

日 時:2018年10月13(土)-14日(日)

会 場:埼玉県立大学

テーマ:「Occupational Therapy; Making an Impact in Psychosomatic and Robotic Research」


作業療法研究学会は2006年に設立した草莽学会です.当学会の前身は,作業療法基礎研究会として1989年に始まりました.作業療法の基礎的な研究を構築していた先進が,まさしく作業療法学の一端を描いた組織です.今日の作業療法士は,医療から福祉,教育,地域社会へと幅広い領域へ活動の場が拡がってきました.障害児・者の生活技術の再獲得をはじめ,心身障害の予防への対応など作業療法の業務は増しています.当会は作業療法の評価と治療の科学的知見を集積し,解析して効果を明確化し,作業療法のusabilityを追求します.

 当学会の第10回学術集会では桐本光大会長(広島大学)が神経生理学を基盤とした作業療法研究推進の気運を大いに高めました.これに続き,第11回学術集会は「作業療法の臨床を科学する」をテーマに,内藤泰男大会長の下,大阪府立大学で開催されました.三歩目の私たちは作業療法学の知見を科学雑誌への掲載を当然とする者として,第12回学術集会のテーマは「Occupational Therapy; Making an Impact in Psychosomatic and Robotic Research」といたしました.

 現在,国民の健康意識の高まりと長寿社会に対し,国民の健康づくりを進めるリハビリテーションの更なる機能向上が進みつつあります.心身相関は健康と病態のモデルの参考となっています.心身二元論を待たずとも基底還元論となってでも病態を解明して治療の方法論を確立する科学的営みに私たち作業療法士は尽力すべきだと考えています.身体と心理とを制御するとき,生体外から人工物によって支援する手法もまたリハビリテーションの新たな地平を切り拓きつつあります.

 健康社会を目指し,リハビリテーションは多業種の効率の良い連携をとりながらその役割を果たしています.第12回学術集会は埼玉県越谷市で開催いたします.埼玉県立大学は陶冶・進取・創発を基本理念として,保健医療福祉に関する教育・研究を通して地域社会に貢献します.この度は人間と機械とを眺望し,これまでの当学会の歩みを温故し,作業療法研究を考えていく機会にしたいと思います.どうか職場や近隣の関係の方々もお誘い合わせの上,御参加いただきますようにお願いいたします.