東京23区の名前の由来とは?各区名に込められた歴史と意味をわかりやすく解説

東京23区の名前の由来って、普段あまり考えることがないかもしれませんね。でも実は、それぞれの区名には深い歴史と意味が込められているんです。

江戸時代から続く地名もあれば、戦後の合併で新しく生まれた区名もあります。中には読み方が変わったものや、漢字が変更されたものまで。

今回は、東京23区すべての名前の由来を詳しく見ていきましょう。きっと普段歩いている街への愛着が、もっと深くなるはずです。

東京23区の名前の由来を知ると街歩きがもっと楽しくなる

東京23区の名前の由来を知ることで、その街の歴史や特徴が見えてきます。地名には先人たちの想いや、その土地の特色が込められているからです。

例えば、千代田区は江戸城の別名から、品川区は昔の川の名前から付けられました。こうした背景を知ると、いつもの街歩きが歴史散歩に変わります。

また、区名の由来を知ることで、東京の成り立ちや発展の過程も理解できるでしょう。

東京23区ができるまでの歴史

現在の東京23区は、長い年月をかけて形作られてきました。最初から23区だったわけではなく、何度も区の統合や分割が行われています。

江戸時代の朱引内から始まった東京の区域

東京23区の原型は、江戸時代の城下町にさかのぼります。1818年に江戸図に朱色の線を引いて城下町の範囲を定めたものが「朱引内」と呼ばれ、この内側が1868年に東京府となりました。

朱引内は江戸の中心部を示す重要な境界線でした。現在の23区エリアとほぼ重なっているのは、偶然ではありません。

明治時代の15区から現在の23区への変遷

1878年に郡区町村編制法が制定されると、東京府は15区に分けられました。麹町、神田、日本橋、京橋、芝、麻布、赤坂、四谷、牛込、小石川、本郷、下谷、浅草、本所、深川の15区です。

その後、1932年に周辺の町村と合併して35区となりましたが、戦後の1947年に22区に統合。同年8月に板橋区から練馬区が分離して、現在の23区が完成しました。

【千代田区・中央区・港区】都心3区の名前の由来

都心3区と呼ばれる千代田区、中央区、港区は、東京の政治・経済・文化の中心地です。それぞれの区名には、その地位にふさわしい由来があります。

これらの区名の特徴を見てみましょう。

  • 歴史的建造物から名付けられた区名
  • 地理的な位置を表す区名
  • 公募によって決められた区名

それぞれ詳しく見ていきましょう。

千代田区 – 江戸城の別名「千代田城」から生まれた名前

千代田区は、江戸城がかつて「千代田城」と呼ばれていたことに由来します。1947年に麹町区と神田区が合併する際、異論なく採用された区名でした。

「千代田」という言葉には素敵な意味が込められています。「千代」は「長い年月にわたって栄える」、「田」は「田地」を表し、「長い年月にわたって栄える田地」という願いが込められているのです。

江戸城を中心に発展してきた歴史を反映した、自然で親しみやすい名前として選ばれました。

中央区 – 東京の中心地という意味をそのまま区名に

中央区は、東京の地理的中央に位置することから名付けられました。「中央」を区名として正式に採用したのは、日本で初めてのことでした。

他にも「江戸区」「銀座区」「大江戸区」などの候補がありましたが、最終的に「中央区」が選ばれています。経済や文化の中心地であることを表現した、分かりやすい区名です。

シンプルながらも、その地域の重要性を表現した名前といえるでしょう。

港区 – 「東港区」から「港区」に変更された理由

港区は、東京新聞による公募で決定しました。元の採用案は「東港区」でしたが、「東京都東港区」だと言いにくいため「東」を取って「港区」になったのです。

東京湾に面した立地を表現した区名で、海に関連する名前として親しまれています。言いやすさも考慮された、実用的な命名でした。

現在も多くの港湾施設があり、区名にふさわしい特徴を持っています。

【新宿区・文京区・台東区】文化と教育の街の名前の由来

新宿区、文京区、台東区は、それぞれ異なる文化的背景を持つ区です。商業、教育、伝統文化の拠点として発展してきました。

これらの区名の由来を整理すると次のようになります。

  • 江戸時代の宿場町から生まれた区名
  • 教育機関の集積を表現した区名
  • 地形の特徴を組み合わせた区名

順番に詳しく説明していきます。

新宿区 – 甲州街道の「内藤新宿」が名前の起源

新宿区は、江戸時代に設けられた「内藤新宿」に由来します。元禄11年(1698年)、甲州街道の日本橋から最初の宿場である高井戸までの距離が長すぎて旅人に不便だったため、新しい宿場が設けられました。

信州高遠藩主・内藤氏が幕府に返上した屋敷地に作られたため「内藤新宿」と呼ばれ、「新しい宿」という意味を持っています。

1947年に旧牛込区、旧四谷区、旧淀橋区が合併した際、新宿御苑や新宿駅として知名度のある新宿の名称が採用されました。

文京区 – 「文教の府」を表す公募で決まった区名

文京区は、公募で決定した区名です。東京大学をはじめとする教育機関が多かったことから、「文」の「京(みやこ)」を組み合わせた「文京」が採用されました。

候補には「文教」もありましたが、書きやすさを考慮して「文京」となったのです。教育と文化の中心地という特徴を、そのまま区名に表現した分かりやすい命名でした。

現在も多くの大学や研究機関があり、区名にふさわしい文教地区として発展しています。

台東区 – 上野の高台と下町を表現した「台東」

台東区は、上野の高台の「台」と、上野の「東」に広がる下町のイメージを組み合わせて「台東」となりました。地形の特徴と地理的位置を巧みに表現した区名です。

区名が制定された直後は読み方が統一されておらず、「だいとう」と読む人も多かったそうです。現在は「たいとう」で統一されています。

高台と下町という対照的な地形を一つの区名で表現した、ユニークな命名といえるでしょう。

【墨田区・江東区・品川区】川と地形に由来する区名

墨田区、江東区、品川区は、いずれも川や水に関連した区名を持っています。東京の地形や水系が、区名に大きく影響していることが分かります。

これらの区の特徴は以下のとおりです。

  • 川の名前から直接取られた区名
  • 川との位置関係を表す区名
  • 古い川の名前を受け継いだ区名

詳しく見ていきましょう。

墨田区 – 隅田川の「隅」が使えなかった戦後の事情

墨田区は、隅田川に由来する区名です。しかし、1947年当時「隅田川」の「隅」は当用漢字(現在の常用漢字)に含まれず使用できなかったため、「墨田」となりました。

戦後の漢字制限という時代背景が、区名に影響を与えた珍しい例です。本来なら「隅田区」となるはずでしたが、制度上の理由で「墨田区」になったのです。

現在では「隅」も常用漢字に含まれていますが、すでに定着した「墨田区」の名前が使われ続けています。

江東区 – 隅田川の東側という地理的な意味

江東区の由来には複数の説があります。「隅田川の東側」に由来するという説と、「深川を意味する”江”と城東を意味する”東”」に由来するという説です。

1947年に深川区と城東区が合併する際、「江」は深川を、「東」は城東を象徴する名前として「江東区」が選ばれました。地理的位置と旧区名の両方を表現した区名です。

東京湾に面し、隅田川より東側の地域であることを明確に示した分かりやすい命名でした。

品川区 – 目黒川の古名「品川」から生まれた地名

品川区は、目黒川がかつて「品川」と呼ばれていたことに由来します。旧東海道の宿場町「品川宿」の名前でも知られています。

河口が港になっていたことから、「品」の行き交う「川」という意味で「品川」となったという説もあります。商業の拠点として栄えた歴史を物語る区名です。

現在も品川駅周辺は交通の要所として発展しており、歴史的な意味を受け継いでいます。

【目黒区・大田区・世田谷区】合併で生まれた区名の由来

目黒区、大田区、世田谷区は、いずれも複数の町や区が合併して生まれました。それぞれ異なる命名の経緯を持っています。

合併による区名の特徴をまとめると次のようになります。

  • 古い地名の由来を受け継いだ区名
  • 合併した区名を組み合わせた区名
  • 地形の変化を表現した区名

それぞれの背景を詳しく見ていきます。

目黒区 – 目黒不動尊と馬の牧場説など諸説ある由来

目黒区は、1932年に目黒町と碑衾町が合併して誕生しました。「目黒」という地名の由来には複数の説があります。

最も有力な説は、目黒不動尊(瀧泉寺)に由来するというものです。このお寺は江戸五色不動のひとつで、地域の象徴的な存在でした。

また、「め」は「馬」、「くろ」は「あぜ道」を意味し、馬の牧場を管理していた人があぜ道を使って馬の見回りをしていたことに由来するという説もあります。

大田区 – 大森区と蒲田区の合併で生まれた区名

大田区は、かつての「大森区」と「蒲田区」が1947年に合併して誕生しました。それぞれの区から一文字ずつ取って「大田」となったのです。

合併による区名としては最も分かりやすい例で、両地域の一体感を重視して決定されました。地名は旧地名を尊重し、地域住民にとって親しみやすい名前となっています。

現在も大森と蒲田の両地域が区の中心として発展しています。

世田谷区 – 「瀬戸」が訛って「瀬田」になった説

世田谷区の由来は、両側の陸地が接近して海が狭くなっている所を表す「瀬戸(せと)」が訛って「瀬田(せた)」となり、さらに谷が多かったことから「せたがや」と呼ばれるようになったとされています。

かつてこの地域は「勢田郷」と呼ばれ、平安時代中期の辞書「和名類聚抄」には勢田郷の谷地という意味で記載されています。低い谷間に位置する場所として認識されていました。

時の経過とともに「瀬田」から「せたがや」へと変化し、現在の「世田谷」という漢字表記になったのです。

【渋谷区・中野区・杉並区】武蔵野の地形を表す区名

渋谷区、中野区、杉並区は、いずれも武蔵野台地の地形や自然環境に関連した区名を持っています。

これらの区名の共通点は以下のとおりです。

  • 地形の特徴を表現した区名
  • 自然環境に由来する区名
  • 街道との関係を示す区名

順に詳しく解説します。

渋谷区 – 「塩谷」から「渋谷」に変化した地名の歴史

渋谷区は、1932年に渋谷町、千駄ヶ谷町、代々幡町が合併して誕生しました。その中で最も発展していた渋谷町の名前が区名となったのです。

地名の由来には複数の説があります。かつて入江であったところを「塩谷」と呼んでいたが、ある時から「しおや」が「しぶや」になったという説や、地域を流れる川が鉄分を多く含み赤さび色(シブ色)だったことから「シブヤ川」と呼ばれるようになったという説があります。

現在の渋谷は若者文化の発信地として知られていますが、地名の由来は古い時代の自然環境にさかのぼります。

中野区 – 武蔵野の中央を意味する「中野」

中野区の「中野」は、武蔵野の中央を意味します。つまり、武蔵の「野」の「中」にある場所であることを表しているのです。

地理的な位置を素直に表現した、分かりやすい区名といえるでしょう。武蔵野台地の中央部に位置するという特徴を、そのまま地名に反映させています。

現在も東京の西部地域の中心的な位置にあり、区名の由来と一致しています。

杉並区 – 青梅街道の杉並木が名前の由来

杉並区は、江戸時代にこの地域の領主が領地の境界線として青梅街道に沿って杉を植え、杉並木を作ったことに由来します。

杉並木は街道の目印として重要な役割を果たしていました。残念ながら現在では杉並木は残っていませんが、地名としてその歴史を伝えています。

自然環境と人工的な景観が組み合わさって生まれた、興味深い地名の由来です。

【豊島区・北区・荒川区】古代からの郡名と地理的位置

豊島区、北区、荒川区は、それぞれ異なる命名の背景を持っています。古代の郡名、地理的位置、川の名前変更など、多様な由来があります。

これらの区名の特徴をまとめると以下のようになります。

  • 古代から続く歴史ある地名
  • 地理的位置を表現した区名
  • 川の名前の変遷を反映した区名

詳しく見ていきましょう。

豊島区 – 古代豊島郡から受け継がれた歴史ある地名

豊島区は、古代からある「豊島(とよしま)」という地名に由来します。大化2年(646年)の国司の監査報告に「豊島」の地名が見え、律令制定後まもなく郡名に用いられたと推測されています。

1932年に北豊島郡下にあった巣鴨町・西巣鴨町・長崎町・高田町の4つの町が統合されて豊島区となりました。古代から続く地名を受け継いだ、歴史の重みを感じさせる区名です。

「豊島」という名前には、豊かな島という意味が込められており、地域の繁栄への願いが感じられます。

北区 – 東京の北部という分かりやすい位置を表す区名

北区は、東京の北部にあることから名付けられました。地理的な位置をそのまま表現した、最も分かりやすい区名の一つです。

シンプルながらも、その地域の特徴を的確に表現しています。住民にとっても覚えやすく、親しみやすい名前といえるでしょう。

方角を使った区名は珍しく、東京23区では北区だけの特徴です。

荒川区 – かつての荒川(現在の隅田川)から名付けられた由来

荒川区は、現在流れている隅田川を1964年まで荒川と呼んでいたことに由来します。1964年以降、岩淵水門から下流を隅田川とした経緯があります。

1932年に南千住、三河島、屋久、日暮里の町が合併して荒川区が誕生しました。川の名前の変更という珍しい事情を背景に持つ区名です。

現在の荒川とは異なる川の名前から付けられているため、少し複雑な由来を持っています。

【板橋区・練馬区・足立区】交通と自然環境に由来する区名

板橋区、練馬区、足立区は、それぞれ交通路、自然環境、古代の郡名に関連した区名を持っています。

これらの区名の由来を整理すると次のようになります。

  • 街道の橋から名付けられた区名
  • 土地の特徴を表現した区名
  • 古代の郡名を受け継いだ区名

それぞれ詳しく説明していきます。

板橋区 – 中山道の板で作られた橋が名前の起源

板橋区は、平安時代に中山道が石神井川(現在の滝野川)を横切る場所に架けられた橋に由来します。その橋が当時は珍しかった板で造られた橋であったことから「板橋」と呼ばれました。

鎌倉時代から地名として使用されており、長い歴史を持つ地名です。交通の要所として重要な役割を果たしてきた場所であることが、区名からも分かります。

現在も交通の便が良い地域として発展しており、歴史的な意味を受け継いでいます。

練馬区 – 赤土を練った場所など複数の説がある由来

練馬区は、元々武蔵国豊島郡にあった「練馬村」が区制施行により「練馬区」となりました。区名の由来には複数の説があります。

関東ローム層の赤土をねったところを「ねり場」といった説、石神井川流域の低地の奥まったところに「沼」=「根沼」が多かった説、奈良時代の武蔵国に「のりぬま」という宿駅があった説などがあります。

また、中世に豊島氏の家臣に馬術の名人がおり、馬を馴らすことを「ねる」といったという説もあります。

足立区 – 葦が生い茂る土地「葦立」から「足立」へ

足立区は、かつて「武蔵国足立郡」という地域にあたっていました。武蔵国足立郡は、645年の大化の改新後に設置され、現在の埼玉県鴻巣市から足立区まで南北に細長い地域でした。

地名の由来には、葦(あし)が生い茂っていたことから「葦が立つ」という意味の「あしだち」が「あだち」となった説があります。湿地帯の多い地域の特徴を表現した地名です。

古代から続く郡名を受け継いだ、歴史の深い区名といえるでしょう。

【葛飾区・江戸川区】川と自然に関連する区名の由来

葛飾区と江戸川区は、いずれも川や自然環境に関連した区名を持っています。東京の東部地域の特徴を表現した名前です。

これらの区名の特徴は以下のとおりです。

  • 古い地名で由来が複数ある区名
  • 川の名前から直接取られた区名

詳しく見ていきます。

葛飾区 – アイヌ語説や「かずら」説など諸説ある古い地名

葛飾区の地名の由来については、諸説があり定説はありません。最も古い地名の一つで、その起源は謎に包まれています。

一つの説では、アイヌ語が起源となっているとされます。また、かつてこの地域には「かずら」が多く茂っていたことが由来という説もあります。

さらに、「かつ」が丘陵や崖を、「しか」が砂州などの低地を意味することから、この土地の様子に由来しているという説もあります。地形の特徴を表現した可能性が高い地名です。

江戸川区 – 「江戸への川」から名付けられた江戸川に由来

江戸川区は、その名のとおり江戸川に由来します。江戸川は「江戸へ通じる川」という意味で名付けられました。

川の名前がそのまま区名になった分かりやすい例です。江戸時代から重要な水運路として利用されてきた川の名前を受け継いでいます。

現在も区の東側を流れる江戸川は、区民にとって身近な存在として親しまれています。

東京23区の名前の由来から見える江戸・東京の歴史

東京23区の名前を詳しく見ていくと、江戸から東京への変遷や、この地域の特徴がよく分かります。

区名の由来をパターン別に整理してみましょう。

地形や自然環境を表す区名の特徴

多くの区名が、その土地の地形や自然環境に由来しています。墨田区(隅田川)、江東区(川の東側)、品川区(古い川の名前)、世田谷区(谷の地形)、渋谷区(川の色)、杉並区(杉並木)、足立区(葦の生える土地)、葛飾区(地形の特徴)、江戸川区(川の名前)などです。

これらの区名からは、東京が水と緑に恵まれた自然豊かな土地だったことが分かります。現在は都市化が進んでいますが、地名にその記憶が残っているのです。

合併によって生まれた区名のパターン

戦後の区の統合により、新しく生まれた区名もあります。大田区(大森区+蒲田区)のように、合併した区名を組み合わせたものや、文京区や台東区のように新たに考案されたものがあります。

これらの区名は、地域の一体感を重視して決められました。住民の意見を取り入れた公募なども行われ、民主的な手続きで決定されています。

歴史的な建物や街道から名付けられた区名

千代田区(江戸城)、新宿区(宿場町)、板橋区(街道の橋)、豊島区(古代の郡名)、足立区(古代の郡名)など、歴史的な建物や制度に由来する区名も多くあります。

これらの区名は、その土地が持つ歴史の重みを表現しています。現在でも歴史的な価値を大切にしている地域が多いのも特徴です。

まとめ:東京23区の名前には先人たちの想いが込められている

今回の記事では、東京23区すべての名前の由来について詳しく見てきました。以下に重要なポイントをまとめます。

  • 東京23区は江戸時代の朱引内から始まり、15区→35区→23区と変遷してきた
  • 千代田区は江戸城の別名、中央区は地理的位置、港区は公募で決まった
  • 新宿区は宿場町、文京区は教育機関、台東区は地形に由来する
  • 墨田区は漢字制限、江東区は位置関係、品川区は古い川の名前から
  • 目黒区は諸説あり、大田区は合併、世田谷区は地形の変化を表す
  • 渋谷区は川の色、中野区は武蔵野の中央、杉並区は街道の杉並木から
  • 豊島区は古代の郡名、北区は地理的位置、荒川区は川の名前変更による
  • 板橋区は街道の橋、練馬区は諸説あり、足立区は古代の郡名から
  • 葛飾区は起源不明、江戸川区は川の名前をそのまま採用

それぞれの区名には、その土地の歴史や特徴、先人たちの想いが込められています。普段何気なく使っている区名も、こうして由来を知ると愛着が湧いてきませんか。

次に東京の街を歩くときは、ぜひ区名の由来を思い出してみてください。きっといつもとは違った視点で、街の魅力を発見できるはずです。