学術集会
 
第6回 日本作業療法研究学会
日 時:2012年9月22日(土)、23日(日)
場 所:長崎大学医学部 良順会館(長崎市) 
大会長:西九州大学 田平隆行
第6回 日本作業療法研究学会プログラム

第6回日本作業療法研究学会・学術大会in 長崎終了のご挨拶

 晩秋の候,皆様方におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます.平成24年9月22,23日のの2日間,長崎大学医学部良順会館で開催されました.

 今回は,「作業療法におけるTranslational reserchの発展」をテーマに,基礎的,臨床的に活躍されている若手ホープ2人の先生に御講演して頂きました.友利幸之介先生は,ご存知のようにADOCを使ってトップダウンアプローチを推進しており,これまでOTがむしゃくしゃしていた部分を理論的,実践的にわかりやすく話して頂きました.友利先生は,日本のOTは病院勤務者が多いという現状を踏まえ,これまでの輸入型の理論の利点と欠点を捉えたうえで日本型のトップダウアプローチを作るべく頑張っておられます.逆に言うと,病態や機能障害を十分理解できていないトップダウンはとても危険だと言うこともできそうです.村田弓先生は,産総研で動物モデルを使ったM1の可塑性やパフォーマンスの効果について,難しい研究をわかりやすく話して頂きました.つまみ動作の運動学習は戦略を変えながら動作が形成され,麻痺が回復していくというものです.リハビリテーションで麻痺は回復するということを徹底的に知りたい,と純粋な思いを熱く語って頂きました.また,演題発表もNeurorehabilitationに関連するものが多く,levelの高いものばかりで,たくさん新しい知見を勉強させていただきました.

 また,今回,盛会に終了させていただいたのも,日頃の多忙な中,準備をしてくださった長崎大学の先生方,院生,学生の皆様方,臨床現場で活躍されているOTの皆様方のご協力の賜物でございます.心より御礼申し上げます.尚,お忙しい中遠方から足を運んでいいただきました皆様方も本当にありがとうございました.来年は10月に広島で開催されます.また皆様方に会えることを楽しみにしております.作業療法研究学会雑誌の方も常時,論文投稿をお待ちしています.どしどしご投稿ください.

2012年11月 第6回学術大会 大会長 田平隆行